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誰にも話せない…辛さ

心の辛さは、きっと…

 

孤独や無力感、不安、絶望感、失望感、哀しみ、怒り…後悔、恥、自責の念など、さまざまな側面や感情が混ざり合った複合的なものだと思います。

 

特に、誰にも話せなかったり、まともに聴いてもらえないような状況は、ますます孤独感を強めてしまい、自分自身が分からなくなっていくことだってあります。

誰かに丁寧に話を聴いてもらえることは自分自身の再確認をすることともなり、解決への糸口を見出していくための一歩となることもありますが、それは辛さや苦しさの深刻さなどによっては、下手に話ししたり聴いてもらうことで偏見の壁に当たり、余計に傷ついてしまう…より深刻な痛みになってしまうことだってあります。

悩みや苦しみが深ければ深いほど、真摯な傾聴の姿勢で聴いてくれる人がいないことは「かなり辛い」などといった言葉で言い表し切れないものになってきます。

また、社会的には「弱い」・「傷つきやすい」・「不安定」・「未熟」などと視られることもあったり、そのようなバイアスからの刻印がさらに痛みを増幅させてしまうことも…。

そのような状態に直面した場合、自分を赦して、自分自身に寄り添い、受け止めることから心の回復に向けた一歩を踏み出せるとはしても、その渦中にいる時は、まるでどうしたら良いか分からない…出口のないトンネルにいるように感じてしまっているかもしれません。

重苦しいトンネルにいる時、真摯な傾聴ができる信頼できる第三者に打ち明けることから、心が息をしていけるようになり始めるという選択肢もあります。

そのような場では、心の辛さを持つ当事者の方に向けて安心して安全に話ができる環境を用意して、自分自身を理解し、今を生き続けたり、または問題を乗り越えたりするためのメンタル的なご支援として重要な役割を果たしています。

 

「誰にも話せない…心の辛さ」

 

このことは、現代社会に生きる多くの方々が抱える大きな問題の一つであり、その重要性はますます高まっていると言わざるをえません。

近年、社会の多様化や個人主義の高まりなどに伴って、人々は孤独や孤立を感じやすくなっていることは言うまでもないことと思いますが、また、多種多様なSNSの普及により、いつでも誰でも容易に自分の思いや感情を発信できるようになった一方で、「いいね!」や「フォロワー数」など…

一見、自己承認欲求を満たせるかに思える数字に意識が向かい、かえって自分自身の感情や問題を抱え込んでしまうことも少なくないこともご存知のことと推察します。

さらに、人間関係や職場環境などでのストレスやトラウマ、「うつ」病などの精神的な問題を抱える方が増加していると言われていますが、このような当事者の方々の中には、周囲に打ち明けることができず、自分自身の心の中で孤独に苦しんでいる人も少なくありません。

このような状況の中で、誰かに話を心底から聴いてもらうことからでも、自分自身を理解していったり心の負担を軽減することができる可能性が多くあります。

しかし、前述でも少し触れたように…話す相手によっては寄り添いも共感も、ましてや理解などもされず、逆に傷つけられることもあるため、誰にも話せないことの辛さは一人で抱え込みやすくなったり、堂々巡りしてしまい解決の糸口を見つけることが難しくなっていく問題になっていきます。

このような背景から誰にも話せないことの心の辛さを解消、または柔らげるためには傾聴が、それも、なんちゃってではない、真摯な傾聴が不可欠という認識が世間でも進んできています。

適切な支援を受けることも考えて、そこから自分自身を認識して心のバランスを取り戻したり持続させていくことが大切だと考えられます。

そのためにも真摯な傾聴が、とても重要な役割となってきているため、次回からは少し、このことにも触れていきます。

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合同会社 実践マーケティングセンターの村田敦(むらたつとむ)です。
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