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魚を生きた状態でさばき、客に提供する活造り。
皿の上に載せられてもなお口を喘がせエラを動かし、身をはねらせる様子をみせるパフォーマンスとして、現代もなお国内の料理店で提供しているところがあります。

上記の動画は「うずしお温泉 旅館 うめ丸」を訪れた客が動画サイトにアップロードしているものからリンクしています。当該旅館に対しては電話や文書で活造りの廃止を求めていますが、2016年11月27時点でまだ回答いただけていない状況です。 

反射なのか?
この動画の魚たちの状態がただの反射なのか、苦痛を感じている状態なのかは、意見が分かれるところです。
しかしスパイクなどで脳を破壊する、脊髄を切断する、などの神経回路のシャットダウン、放血を伴わない活造りでは、魚が脳で苦痛を感じている可能性を消すことはできません。
そもそも魚は痛みを感じることができるのか?
日本人の多くは魚は痛みを感じないと思っているかもしれません。しかし魚には近年、体へのダメージをキャッチする侵害受容体があり、そのダメージに対して人と同じように苦悩するという数多くの証拠が見つかっています。

たとえば毒を投与されたマスの行動観察では、マスはエラの開閉速度が上昇させ、時折突進するような異常な動きを見せ、食欲も低下させるなど、通常とは違う行動をとります。水槽の中に見慣れないレゴブロックの塔を入れ、毒を投与されたマスがどのような反応を示すか調べる実験では、投与されていないマスはレゴブロックの塔を警戒し近づくのを避けたのに対し、投与されたマスのほうはレゴブロックの塔のかなり近くまで泳いでいき、それに注意を払う様子が見えなかったことが観察されています。
これは私たちが頭痛がするとき、勉強に集中することができなくなることと似通っています。(参考*2)

金魚が電気ショックの流れる場所を回避することも判明しています。(参考*4)

痛みを和らげるモルヒネなどの物質を投与された魚が通常行動を取り戻し、痛みが軽減した反応を示すことも明らかになっています。(参考*2)

2014年6月に、オーストラリアの生物学者は次のように言っています。
「ほとんどの人は、魚を観賞用として、あるいは食べ物としてしか考えていません。しかし魚は他の動物と同等の感情と知性を持っており、彼らの福祉はおおいに考慮に値するものです。」(参考*3)
国際的には
2008 年のリスボン条約(2009 年12月1日に発効)では,EU機能条約に動物福祉が追加され、その対象となる分野には漁業も追加されています。つまりEUの加盟国は魚の福祉に配慮しなければならないことがEU間の条約には明記されています。
EU機能条約13条参照:THE TREATY ON THE FUNCTIONING OF THE EUROPEAN UNION

日本も加盟するOIE(世界動物保健機関)は水生動物衛生規約のなかで「福祉的な養殖魚の殺し方」を規定しています。
OIEcode:Welfare aspects of stunning and killing of farmed fish for human consumption
この規約の中には「養殖魚を殺す際は、即時かつ不可逆的な方法で意識を喪失させなければならない」と書かれており、その方法の一つとして、スパイクなどを脳に挿入して脳を物理的に壊す方法が挙げられています。(日本でもこの方法で魚を殺している漁師もいます)。

意識を喪失させること無しに、その身を捌くという方法は国際的なスタンダードから言えばほど遠いやり方といえます。

活きがいい=新鮮=旨い のか?
「活きがいい」といって喜んでいる客もいるようですが、インターネット上の意見を収集すると、魚のうまみが増すのは死後数時間たってからであり、最近の「味」を主張する料理店では、“活け造り”を売りにするお店は少なくなっているようです。

活け造りというパフォーマンスは、他者への配慮の意識が高まりつつある近代に似つかわしいものとは言えません。今後このパフォーマンスは事態ととともに人々から受け入れられなくなってくるはずです。

■ 出典・引用元がある場合は以下に表示されます:


 出典・引用元ページは コチラです。

 出典・引用元WEBサイトがある場合は以下に表示されます: ペットファミリー


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