
母の不倫相手の男は
同じ町内の、近所に住んでいる
おっさんでした。
私が高学年になった頃から、
頻繁にウチに来るようになりました。
バスで通勤しているおっさんは、
仕事帰りにウチに寄るのです。
バス停から徒歩10メートルで、私のウチです。
ウチから30メートル先に、おっさんの家があります。
まさかとお思いでしょうが、狭い一本の道沿い。
おっさんの家族が道に出ていれば、目視出来る距離です。
「この人、なんでウチに来るんやろ?」
最初はそう思っていました。
ウチの居間でまったりしてから帰るのです。
私は、その場に居づらくなって、隣りの部屋に移ります。
追いやられた気持ちは、ささやかな抵抗を企てます。
薄壁一枚隔てた押入れの隙間から、居間へ紙一枚落としてみたり、
母とおっさんがいる居間の入り口を、突然開けてみたりしていました。
そのうち、母が夜遅くまで出かけることが多くなっていきました。
酔っ払って帰ってきては、私にお土産を買ってきます。
町内会行事の集合写真には、
赤い顔して寄り添っているおふたりさんが写ってました。
これって・・・・・(ー_ー;)
町内で噂されてるんじゃないの?
本能だけで一緒にいる中年の男女。
子ども心に「アホ過ぎる」と思っていました。
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